SCSC調査法
SCSC 調査法は、機械式簡易ボーリングを用いた地質サンプリング技術を中核とする地質汚染調査法です。地下空気や地下水の汚染も調査することが可能で、迅速かつ簡易で、場所を選ばないという利点を持っています。

SCSC調査法を導入した場合の調査フロー
(汚染物質が揮発性有機化合物の場合)
地層サンプリング技術は、サンプラーを小型動力ハン マーで調査深度まで地中に打ち込んだ後、それを引き抜 くことにより地層サンプルを採取する技術で、打込機(ハンマー)、サンプラー、引抜機などを用います。地下空気や地下水のサンプリング技術は、地質サンプリングで使用する小型動力ハンマーを用いて、ガス採取管や地下水採取管を直接地中に打ち込みガスや地下水を直接採 取する技術です。
これらの技術はドイツやアメリカにおいて実用化されている機器を組み合わせ、日本の地質環境に合わせて汚染 調査が効率良く実施できるようSCSC 研究会で実証試験や改良を行い、実用化したものです。この開発には環境省、自治体、大学からも支援、協力を得ています
従来法より迅速に、汚染機構の解析に必要な信頼度の高いデータを収集できる。
従来法では対応が困難であった、屋内、壁ぎわ、山中、車の出入りがある場所などでも調査を実施できる。
従来法では地層サンプル時に水やベントナイトを使うのが一般的でそのため正確な試料が得られないという 問題があるが、SCSC 調査法では不撹乱に近い試料を無水で採取する。
地下水を多く含む地質においても効率よくサンプリングできる。
地層サンプリングのために掘削した孔をモニタリング 井戸として活用できる。
開発当初は周辺への騒音が問題となったがこれも解決された。
次の場合SCSC では対応が困難。
 
深度15mを超える場合
直径60mm以上の礫が多く混じっている地質の場合
N値(地質の固さの単位)が15を超える場合
SCSC 調査法による地質汚染調査のフローチャートを図示します。SCSC 調査法には、前述のサンプリング技術による利点に加えて次の利点もあり、全体として、時間・労力・費用をかなり削減できます。
調査費用を大幅に増やすことなく必要なボーリング場所・数を増やすことが出来る。
地質サンプリング深度が10m 程度なら機械ボーリングは不要となる。
 
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