| 土壌の汚染に係わる環境基準
/ 汚染地層のサンプリングと注意事項 / 汚染物資の化学分析 |
| 汚染地層のサンプリングと注意事項 |
| ■ 重金属・シアンなど |
重金属・シアンなどによる土壌汚染の場合、環境省の指 針による試料採取基準では調査地の平面でおよそ1000 毎に行う。具体的には調査地に25m×25〜50mメッシュの線を引き、その交点を調査地点とする。深度方向には表層(15cm以浅)、0.5m、1m、2m、3m、4m、5mの7層で行う。表層試料は調査地点とその周囲5〜10m以内の試料4点を合わせた5点混合法で採取する(5地点混合法、図1)。例えば調査対象の土地が20000 であれば、表層試料数は20点、試料総数は140となる。汚染物質が5種類とすれば、分析点数は700(140点×5種)となる。 |
| 図1
表層、深度方向サンプリング位置 |
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| ■ 揮発性有機化合物 |
| 揮発性有機化合物による汚染が推定される場合には、先ずボーリングバー(直径1cm程度)によって深さ85cmの穴をあけ、その底で地中ガスを吸引しガス検知管で分析する(写真)。この非常に簡単な調査方法は君津市で開発され、君津式表層調査法と呼ばれる。調査個所は使用するガス検知感度に応じて5〜50m間隔となる。汚染が検出されれば表層における平面的な濃度分布と最も濃度の高い場所を把握するために最終的には1〜2mの間隔でこれを行う。表層の汚染濃度が最も高い場所付近で深度方向の試料を採取・分析し汚染の深度方向分布を把握する。深度方向の試料採取ポイントは採取した地層の観察結果で判断する。地質状況によって汚染物質の濃度が異なり、さらに異なる地層の境界付近は一般に汚染濃度が高くなる。汚染分布の把握には地層・地下水の状況を知ることが不可欠である。緻密な粘土層が汚染の拡大を防いでいる場合がある。このような粘土層が見いだされた場合には汚染濃度にばかり気を取られることなく調査による汚染拡大に十分な注意が必要となる。そのような重要な粘土層をうっかり窄孔すると汚染が一気に拡大してしまう恐れがある。汚染調査のために汚染を拡大させる様な事は絶対に避けなくてはならない。 |

ボーリングバーによる窄孔 |

検知管による汚染ガス測定 |
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